2015年6月5日金曜日

IELTSってどんなテスト?

英語を母国語としない人の英語力を測る国際英語試験IELTSの受験者数が増加しています。
2014年度の受験者数は250万にも達し、7年間で2.5倍にも増えたとか。
アメリカの大学(院)もIELTSのスコアを求めるところが増えていることが背景にあるようです。

日本でもブリティッシュカウンシルと英検を運営する日本英語検定協会が共同運営で広報をするようになったためか、日本での認知度も高まってきています。
弊社でもIELTS対策教材に関するお問い合わせや注文が増えてきています。

IELTSはどんなテストなのでしょうか?
イギリスで開発されたテストで、イギリスはもとより、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、ヨーロッパ各国の大学(院)などで、英語力をみるテストとして幅広く採用されています。
Listening,Speaking,Writing ,Readingの4技能を測るテストで、結果は0から9までのバンドスコアで表示されます。大学(院)によって求めるスコアは異なります。

同じ国際テストのTOEFLと比較して、ペーパーに書き込み、Speaking は面接官との面会・・。
インターネット・ベースですべてのテストをパソコンで行うTOEFLとの大きな違いですね。

TOEFLは英語力はもとより、素早いタイピングも求められることになります。
英語はわかっているのに、入力が追い付かなかった・・・という受験者の声を聞いたこともあります。

TOEFLはスピーキングもコンピューターに向かって行います。
質問が与えられ、15-30秒の準備時間が与えられ、45-60秒ほどで答える。
短時間で考えをまとめて、時間内で(もちろん英語で)解答するので日本人には難しい、と言われています。

IELTSはその点は生身の人間との会話なので、言い直しも聞きなおしもできるので心理的には少し楽な気がします。面接の内容は3つのパートに分かれていて、1、簡単な自己紹介や質問2、課題を与えられそれに対して自分の意見を言う3、2に関して面接官とディスカッションを行う
ようです。
ここで大事なのは自然な英語を心がけるといいようです。
例文を丸暗記したような英語ではNG。
普段からネイティブとの自然な会話に慣れることが重要ですね。
また、同じ言葉を何度も使わないことも大事なようです。
そのためにも類義語(シソーラス)辞典を読んだり、英語のペーパーバックを読んで、語彙力を増やすことも大切ですね。
もちろんIELTS対策教材も色々と出ています。
IELTS オフィシャルガイド
IELTS対策教材(洋書テキスト)

以前はIELTSはイギリスの大学に留学するために必要なテスト、という認識でしたが、前述のようにアメリカの大学(院)でも幅広く受け入れてきているので、アメリカ留学を希望の方もIELTS受験を検討されてもいいかもしれません。
それではまた

参考記事
IELTSってどんな試験ですか?


0 件のコメント:

コメントを投稿