2015年6月25日木曜日

夏はリーダーを読もう!おすすめ本part-2

今月は勝手にリーダー販売強化月間です。

前回はイギリスにホームステイをする日本の大学生を主人公にしたリーダーでしたが、

本日はオーストラリアをテーマにしたノンフィクションのリーダーをご紹介します。

この夏オーストラリアに旅行や短期留学に行かれる方は読んでおいた方がいいですよ!

Wild Australia!
Cambridge Interactive Readers
レベルA1、headwords 400
価格 780円+税

Discovery チャネルで有名なDiscovery Educationとタイアップして作ったケンブリッジの新しいシリーズです。
きれいな写真に圧倒されながらあっという間に読めてしまいそうな感じです。
タイトルがしめすように、オーストラリアの動物や豊かな自然に焦点をあてて紹介をする内容ですね。
レベルは中学生、高校1年生くらいでしょうか。
本自体にも練習問題がついているのですが、このシリーズのすごいところは、本にウェブサイトのアクセスコードがついており、アクセスすると12か月間、トピックに関連した動画が見られたり、練習問題ができるという点です。
まさに次世代型リーダーといったところでしょうか。
アクセス権も含めてこの値段はかなりリーズナブルではないでしょうか?

販売はAKブックスオンラインストア、またはメールファクスで受け付けております!
ではまた!!


2015年6月22日月曜日

夏はリーダーを読もう!-おすすめGraded Readers part-1

真夏のような暑さが来たと思えば、冷え込んだり落ち着かない天気が続きますね。

梅雨が明ければ本格的な夏到来・・・

夏といえばリーダーの季節ですね!

夏休みの課題図書をお探しの先生も多いのではないでしょうか?

リーダーもフィクション、ノン・フィクション、偉人伝、映画のタイトル、冒険もの、純文学など

色々と出ているので、どれを選んだらいいか分からなくなりますね。

ご自分の教えている生徒さん、ご本人が読む場合はご自身が興味のあるタイトルを

選ぶのが一番だと思います。

楽しそうで、自分に合ったレベル(実際の自分のレベルよりすこしやさしめを選ぶのも

いいと思います)。

本日おすすめするGraded Readersはこちら↓

マクミランランゲージハウスの新シリーズRead Smart ReadersシリーズLevel 2の「Homestay in the UK 英国ホームステイ日記」です。
東京に住むJunは英語が得意な大学生。
さらに英語力を高めようと1週間のロンドン語学留学を決意します。
しかしはじめの空港から、文化と言葉の壁に苦労することに・・・。
しかし数々の問題を乗り越えて、人間関係を築いて成長していく過程をリアルに描く
リーダーです。
この夏、海外にホームステイを予定している方にはぜひ読んでいただきたい1冊です!

レベル目安:英検3級、TOEICスコア400-500くらい
Headwords数:1,300語
価格:700円+税
AKブックスで好評発売中!


2015年6月18日木曜日

日本を訪れる外国人観光客数が増えていますね


街や電車で見かける外国人の数が本当に多くなったなあ・・・と思うこの頃です。
たまに新幹線や国内線の飛行機に乗っていると、周りが外国人のグループで、自分が海外に来たのか、と錯覚するほどです。
実際に数字のデータも示しており、国別でみると
1位は台湾
2位は韓国
3位は中国
4位は香港
5位はアメリカとなっているようです。(2014年度)

アジアからのビザの緩和や最近の円安も影響しているのでしょうか。
しかし何よりのモチベーションになっているのは「日本の文化に惹かれた」「日本の製品に関心がある」と日本の事をもっと知りたい!という欲求が原動力になっていると思います。
これは日本人としてなんだか誇らしい気持ちになりますね。
そんな彼らとコミュニケーションをとれる機会があったら、その前にぜひチェックしていただきたい本があります。

それはコンパスパブリッシングという出版社から出ている「Hot Topics Japan」という本です。
もともと英会話の教材ですが、タイトルの通り、今の日本で話題になっていることや、日本文化を学習者レベルに合わせた(2レベルあり)平易な英語で書かれています。
「公共の場での携帯電話のエチケットは?」「アニメ」「日本庭園」・・・などなど、日本の良さを簡潔な英語で外国人に伝えるコツみたいなものがつかめると思います。
もちろん英語力もUP!
英会話教室や学校で教材として使われるのももちろんですが、個人の学習用としてもいいと思います。
読んだら自分の方から外国人に話しかけたくなるかも?
詳しい内容はレベル1レベル2 をクリックして下さい。
表紙写真はこちら↓


2015年6月11日木曜日

子ども向け英文法教材


以前、英語先生が集まる勉強会に参加したことがあります。
議題詳細忘れましたが、「英語学習における文法の大切さ」みたいな感じだったと記憶しています。

その中で先生方から「なかなかいい文法の教材がない。特に子供向けは皆無だ」という意見が複数あり、インターネットから素材やアイディアを収集して、ご自分で作られている方が目立ちました。

確かに昔から子ども向けのものは少ないですね。
やはり子供は音から入って表現を身につける、文法学習のようにルールを覚える理論的な学習はその後、ということなのかな、思っていました。

しかし最近は子ども向けの英文法教材のお問い合わせも増えてきております。
学校英語や英検などの試験対策、成果主義・・・の表れなのでしょうか。
これから小学校での英語教科化が決まればその傾向はますます強まるように思います。

もちろん英会話においても文法が重要なことは言うまでもありません。
ある程度学習が進んだ小学校高学年にもなれば文法学習も積極的に取り入れたいところです。

まだ数は少ないですが、コンパス・パブリッシングの
Grammar Starter(全3レベル)などはおすすめです。
Grammar Starter レベル1 テキスト

また子ども向けではないですが不動の地位を築いたといった感のある
「マーフィーのケンブリッジ英文法」(初級、中級あり)もいいテキストですね。
会話のための文法書というか、オリジナルの題名Grammar in Useというように、
実際の用法がたくさん載っているところが素晴らしい点です。

マーフィーのケンブリッジ英文法初級編

原本はこちら
Basic Grammar in Use 3rd Edition with answers and CD-ROM

こちらのコラムもご参考に
初歩の英文法! 音と文法が難しい? Sの持つ底力

それではまた!

2015年6月8日月曜日

中学生向け英語教材を考える

洋書英語教材を販売しているAKブックスです。

よくお客様の英語教室からいただく質問に「中学生向け教材を紹介してください」
というものがあります。
Let's GoSuperkidsなどの児童向け教材を終了した後、interchangeのような大人向け教材では
話題についていけないので間に学生に向いたテキストを使いたいという内容です。



もちろん子供と大人の間、つまり中学生から高校生くらいに向けて作られたテキストも出ています。
しかし外国出版社の場合、世界の英語学習者を視野に入れて作っておりますので、必ずしも日本の中学生に向けて作ったものばかりではありません。
だから選定にも苦労されることが多いと思います。

これまでの中学生向けの教材は4レベル構成が多いです。
これは国の教育制度の違いに関係すると思われます。
日本では中学校は3年間ですが、フランスやスペインなどのヨーロッパは4年間、南米・ブラジルもビッグマーケットだと思いますが、中学(中等教育)は4年間です。
日本と同じ中学3年間は台湾やタイなどがそうです。
中学向け教材といってもテキストには「for teenagers」とか「for young learners」とか表記されている場合が多いです。

現状、日本では中学から英語が正式教科になり点数評価されるので、生徒の保護者も成果を求めるようになると思います。
しかし前述のように、外国出版社は日本だけを考えて教材を作っているわけではないので、当然それは日本の文部科学省が定める要綱に沿ったものではありません。
とはいえ、売れている中学生向け教材を見ると、この内容をスラスラこなせれば、学校の授業は全く問題ない、というレベルになっていると思われます。

日本でよく売れている中学生教材を挙げてみればケンブリッジのConnect,オックスフォードのHeads Up,ピアソンのIn Syncなどがあります。
これらはすべて4レベル構成の教材です。
進度の早い子、英語レベルの高い子にはレベル2からの使用を奨めています。


またオックスフォードの新刊Get Aheadは日本向けに作られている洋書でレベルも3レベル構成です。これだとどの学年でどのレベルを使ったらいいかわかりやすいですね。

最終的には教えられる先生の好み(イラストや写真、ティーチング・ポイント、構成が使いやすいか、副教材の充実度など)によると思います。
選定にお悩みの場合はAKブックスまでご相談ください

こちらもどうぞ
カナダ・ティーンのSNS事情






2015年6月5日金曜日

IELTSってどんなテスト?

英語を母国語としない人の英語力を測る国際英語試験IELTSの受験者数が増加しています。
2014年度の受験者数は250万にも達し、7年間で2.5倍にも増えたとか。
アメリカの大学(院)もIELTSのスコアを求めるところが増えていることが背景にあるようです。

日本でもブリティッシュカウンシルと英検を運営する日本英語検定協会が共同運営で広報をするようになったためか、日本での認知度も高まってきています。
弊社でもIELTS対策教材に関するお問い合わせや注文が増えてきています。

IELTSはどんなテストなのでしょうか?
イギリスで開発されたテストで、イギリスはもとより、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、ヨーロッパ各国の大学(院)などで、英語力をみるテストとして幅広く採用されています。
Listening,Speaking,Writing ,Readingの4技能を測るテストで、結果は0から9までのバンドスコアで表示されます。大学(院)によって求めるスコアは異なります。

同じ国際テストのTOEFLと比較して、ペーパーに書き込み、Speaking は面接官との面会・・。
インターネット・ベースですべてのテストをパソコンで行うTOEFLとの大きな違いですね。

TOEFLは英語力はもとより、素早いタイピングも求められることになります。
英語はわかっているのに、入力が追い付かなかった・・・という受験者の声を聞いたこともあります。

TOEFLはスピーキングもコンピューターに向かって行います。
質問が与えられ、15-30秒の準備時間が与えられ、45-60秒ほどで答える。
短時間で考えをまとめて、時間内で(もちろん英語で)解答するので日本人には難しい、と言われています。

IELTSはその点は生身の人間との会話なので、言い直しも聞きなおしもできるので心理的には少し楽な気がします。面接の内容は3つのパートに分かれていて、1、簡単な自己紹介や質問2、課題を与えられそれに対して自分の意見を言う3、2に関して面接官とディスカッションを行う
ようです。
ここで大事なのは自然な英語を心がけるといいようです。
例文を丸暗記したような英語ではNG。
普段からネイティブとの自然な会話に慣れることが重要ですね。
また、同じ言葉を何度も使わないことも大事なようです。
そのためにも類義語(シソーラス)辞典を読んだり、英語のペーパーバックを読んで、語彙力を増やすことも大切ですね。
もちろんIELTS対策教材も色々と出ています。
IELTS オフィシャルガイド
IELTS対策教材(洋書テキスト)

以前はIELTSはイギリスの大学に留学するために必要なテスト、という認識でしたが、前述のようにアメリカの大学(院)でも幅広く受け入れてきているので、アメリカ留学を希望の方もIELTS受験を検討されてもいいかもしれません。
それではまた

参考記事
IELTSってどんな試験ですか?


2015年6月2日火曜日

低年齢化する英語教育

現在、小学校では5年生から英語は必修化になっています(教科ではない)。
2020年からはこれを3年生に引き下げ、5年生からは教科(教科書を持たせ、評価対象になる)になる予定です。
昔は中学生からでしたからかなり低年齢化していますね。
民間の英語教室になると、幼稚園生くらいから受け入れているところが目立ちます。
中には2歳から、さらには0歳からというところもあると聞いたことがあります。
もちろん英語はおろか日本語すら話せません。
「授業はどんなことをしているんですか?」と聞くと、「寝かせておいて英語の歌を聞かせたり、保護者も一緒に受けるので、一緒に手遊びしたり、英語で話しかけをしています」とのこと。
まだ会話したり、じっと座ることができないので教材というのはなかなかありませんね。
歌やチャンツ(メロディのない歌)教材で英語に親しむ活動がメーンになります。
将来、英語好き人間に育てるための序章時期とでもいいましょうか・・・。
英会話教室を運営されている方にお話を聞くと、皆さん「英語を小さいうちから習わせたいという親御さんは年々増加している」と言われます。
マスコミなどでも英語の必要性が声高に言われているので、「小さいうちから習わせたい」、「自分は英語で苦労したからこの子にはそういう思いをさせたくない」という親心がそうさせているのかもしれません。
ライティングが出てくる教材は小学生くらいから出てきます。中には幼児向けでもありますが、色を塗ったり、なぞったりが主流です。また別の機会に書きたいと思いますが、最近の児童英語教材は年々進化しているように思います。
小学生向けでも3年生くらいが使うように作られたものはかなりレベルが高いものになります。
物心つかない幼いうちから継続的に学習していれば、おそらくこなせるレベルなのでしょう。
その流れで中学-高校と進めていけばあこがれのバイリンガルは間違いなし!
しかしそこまでいけるのはごく一部という現実があります。途中で止めてしまう生徒が多いということです。
なぜでしょう?
理由は様々ですが、よく聞くのは「小学校高学年になると英語をやめて塾に通いだす」、「部活動が忙しくて英語をやめる」「普段英語を話す機会がなくてモチベーションが保てない」などが挙げられます。最近の子供は本当に忙しいんです。
でも英語が好きなら、好きとは言えなくても少なくても嫌いじゃないのなら、自分のライフ・スタイルに合わせた無理ない方法で継続してほしいと思います。
たとえ教室に通えなくても、子供からでも読める英語のリーダー英語の絵本、英語の歌を聴くなど
どこでもスキマ時間に取り組めることはたくさんありますし、スカイプ・レッスンや夏休みだけの英語キャンプに参加するなども一つの方法です。
ぜひ小さいうちにお父さん、お母さんがともしてくれた英語の種火を消さずにいてほしいと思うのです。
なんか本題からずれてしまったような・・・次回はまた頑張って書きます。

こちらもよろしければご覧ください
幼児の英語教育について